最近ではプロフィールムービーに次ぐ人気映像演出結婚式のエンドロールムービー(エンディングムービー)
結婚式エンドロールとは?という基本的な内容から撮って出しエンドロールや自作などのメリットデメリットのご説明、そして感動的に披露宴を終えるための結婚式エンドロールの秘訣をお伝えします。
結婚式エンドロールとは?エンドロールの基本
そもそも結婚式エンドロールムービーとは、披露宴のエンディング・フィナーレに上映するものです。
エンドロールは挙式・披露宴に参加して頂いたゲストの皆様に対するお礼のメッセージを込めた映像となりますので、常にゲストのことを考えてエンドロールを準備したいですね。
(進行は人によって異なりますが)新郎父の挨拶、新郎謝辞などが終わり、会がお開きになるタイミングで最後に上映します。
新郎新婦と両親が退席してから上映するパターンと新郎新婦と両親がそのまま一緒にエンドロールを見る2つの進行方法が多いですが、新郎新婦と両親が退席してからエンドロールを流す進行の方が比較的多いです。
その間にプチギフトの準備やお手洗いなどの準備をし、送賓のスタンバイをします。
またエンドロールは4〜7分ほどが一般的とされています。
長時間の披露宴後に見るものですから、あまりに長くなく、でも短すぎないことを考えるといわゆる「1曲分」の時間がちょうどよいとされています。
結婚式エンドロールのパターン5種類
結婚式エンドロールムービーの用意の仕方は大きく4種類あります。
撮って出しエンドロールムービー
撮って出しエンドロールとは当日の様子を撮影し、そのまま編集し、披露宴の最後に上映するタイプです。
特徴としては相場が高いですが、映像美やクオリティーは流石なものです。
挙式のみ撮影するもの、乾杯挨拶まで、中座まで、などどこまで撮るかによって料金が変動するものですが、式場経由でお願いすると15万〜20万が相場です。
これから紹介する他のエンドロールの形式よりもダントツで高いですが、美しさや挙式・披露宴の様子をダイジェスト形式で好きな楽曲をBGMにして残すことができるので、記録映像の代わりにとしても人気のエンドロール。
金額が高いところ以外の欠点・デメリットとしては、最近は流行りすぎて構図がやや一般化してしまったことでしょう。
どうしてもどっかで撮り方だなぁと感じてしまうことも。
また撮って出しエンドロールをする方は映像美を重視し、ゲストにもそれを楽しんでもらうために「ゲストリストなし」の方もいらっしゃるのが特徴です。
エンドロールムービーを自作する
もう1つの方法はエンドロールムービーを自作する方法です。
自作する方のほとんどはプロフィールや生い立ちムービーのようなスライドショー形式で流す方が多いです。
特に前撮りをされた方はその前撮りの様子を自作のエンドロールムービーに使用し、ちょっとした撮って出しエンドロール風のものを自作する新郎新婦も。
また特徴としては撮って出しエンドロールやプロの制作のように凝った演出ができない分、ゲスト一人ひとりに対するメッセージを入れる方が多いのも特徴です。
自作エンドロールで費用が発生するのは書き出すDVDと必要であれば写真をスキャンする料金くらいになりますが、PCに慣れていない方は手間がかかってしまいます。
結果的に非常に時間がかかって諦めてしまう…なんて方もいらっしゃるので、自作しよう!と決めたのであれば全体の流れを確認し、自分たちにできるか確認してから作業を開始するようにしましょう。
またエンドロールを自作する場合でも映像をうまく編集してユニークなエンドロールを制作する強者もいらっしゃいますね。
エンドロール制作業者に依頼する
撮って出しエンドロールのようにその日のリアルタイムではないですが、予め決められた構成にそって写真やコメントを送り、エンドロールを業者に作って貰う方法。
こちらは撮って出しエンドロールとは違い相場としても2万〜5万円ほどと比較的リーズナブル。
また、サンプルとほぼ同じものが出来上がるので完成のイメージがし易いのと、星の数ほどエンドロールを制作する業者が多いので沢山の種類から選ぶことが出来ます。
ユニークなものから定番の流れのものまでありますので、是非探してみてください。
ユニークなエンドロールのつくり方:マリーギフトのエンドロール
マリーギフトとは今人気のゲストがスマホで撮った写真をスクリーンにメッセージ付きで投稿できるサービスですが、この写真を使用してエンドロールがワンクリックで作成できます。
まさにゲストと創る撮って出しエンドロールですね。
価格も39,800円と撮って出しエンドロールと比較してリーズナブルなのと、ゲストが楽しめる写真投稿演出付きと考えるとかなりお得ですね。
結婚式エンドロールはなし!パターンも
いくら定番になってきたからといって結婚式エンドロールムービーを必ずやらなくてはいけないわけではありません。
エンドロールは感謝を示すものと冒頭に言われましたが、エンドロールがなくても「エンドロールなし…?ひどい!」と思われることもないです。
あくまで自分たちが作りたいか、やりたいかという希望のもの、せっかくやるならしっかりとゲストに感謝の気持ちをエンドロールで伝えましょうという考え方で大丈夫だと思います。
エンドロールにお金をかけるなら料理をグレードアップしたい!というのも1つのおもてなしに対する考え方ですね。
感動するエンドロールムービーをつくるためのポイント
大人気のエンドロールですが、構成する要素はシンプルです。
写真(映像)と音楽BGMとコメント・メッセージです。
ココさえしっかり抑えれば撮って出しエンドロールだろうと、自作感あるエンドロールであれゲストが感動するエンドロールを作ることが出来ます。
結婚式のエンドロールの大事な要素1:写真
エンドロールのなかでも写真・映像はかなり重要です。
写真の選び方のポイントは誰と写っている写真を使用するか。が非常に重要です。
ついつい自分が可愛く写っているものを選びたくなりますが、エンドロールはゲストに感謝の気持ちを伝えるためのもの。
もしプロフィールムービー写真のような友だちと一緒に写っているものを使用する場合は写っている人の写りは変じゃないか?は必ず確認しましょう。
大手Q&Aサイトなので、「新婦が写りよくて、私の写りがひどいものを使われてホントに自分勝手と幻滅しました」に近い意見などもあるので、特に女性陣は注意です。
また、友人との写真を使用する場合は参加しているゲストがなるべく全員写真として使われるようにしましょう。
昔の写真などでも、自分と一緒に写っている写真を使ってくれていると「(新郎 or 新婦にとって)その時代の大切な想い出や人」だと思ってくれているんだ、とゲストも喜ぶからです。
結婚式のエンドロールの大事な要素2:BGM・音楽
結婚式エンドロールのもう1つの大事な要素といえば音楽・BGMですね。
音楽はエンドロールの雰囲気を良い意味でも悪い意味でも大きく変えます。
もちろん明るくPOPな曲でも良いのですが、エンドロールムービーは新婦からの手紙、両親への記念品贈呈、新郎謝辞など感動しんみり系のシーンが続くので、いきなりポップになると違和感があるかもしれません。
エンドロールで人気なチョイスはベタなウェディングソングと「感謝」をテーマにした曲が人気です。
ただ注意したい曲さえ外せば基本的にはお好きな曲で良いのではないかと思います。
注意したい曲
- 別れやテーマをした歌:特に洋楽をチョイスするときは訳を必ず読んで下さい。
- 歌手やグループ自体に「別れる」「不倫」イメージがある歌
※SM○Pやファンモンなどは「あのグループの歌使うか〜」と思う方もいらっしゃると思います。
結婚式のエンドロールの大事な要素コメントメッセージ
そしてもう1つの要素はコメント・メッセージですね。
全体冒頭と締めのコメント・メッセージはほとんど皆様入れられると思います。
その他のメッセージとしては各グループに対して1,2のメッセージ、もしくは全員に一人一言ずつ入れるメッセージのタイプがあります。
どちらについても共通して言えることですが、誰からでも誰にでもいえることは避けましょう。
例えば
「また飲もう!」
「いつもありがとうございます!」
などは誰が誰に言っても何も響かないです。
せめて
- 「また○居酒屋の名前○で朝まで語ろう!」
- 「この前の案件、大変感謝しております!先輩みたいになれるようがんばります!」
- 「○○と△△に行ったのは大学1の想い出!」
などあなたからその方(々)に向けて言えることを伝えましょう。
内輪ネタは避けるべき結婚式ですが、エンドロールの個別メッセージのときは内輪ネタでも全然OKです。むしろ気持ちが伝わり、ゲストにも印象が残ります。
もちろん、メッセージは必ず入れなくてはいけないものはありません。
冒頭に説明したとおり、エンドロールのタイプ(撮って出しエンドロールか自作か)やゲストの人数次第によって柔軟に考えてみましょう。
失礼があってはいけないゲストリスト作成について
結婚式では名前の間違いはご法度。それはエンドロールでもそうですが、エンドロールでは結婚式の席次と同様に序列があります。
基本的な流れは
(新郎側)
主賓
職場上司
職場同僚
職場同期
職場後輩
大学先輩・友人・後輩
高校先輩・友人・後輩
・・・
(新婦側)
主賓
職場上司
職場同僚
職場同期
職場後輩
大学先輩・友人・後輩
高校先輩・友人・後輩
・・・
新郎親族
新婦親族
新郎家族
新婦家族
新郎新婦
が一般的でしょうか。
新郎親族を新婦よりも前に入れるパターンや新郎主賓→新婦主賓→新郎職場…などの流れにする場合もありますが、新婦側が後に来るのは一般的な流れでもあるので、新婦側の主賓に対して失礼なことはありません。
まずはそれぞれの招待客の中での序列をしっかりと確認しましょう。
もし同格の上司(ふたりとも課長)なら自分の直上司を先にや同格の場合や同じコミュニティーの中では五十音順が適切でしょう。
人気のエンドロール
結婚式のエンドロールは今非常に人気のエンドロールムービー。
人気すぎて定番化してしまうのはどんなものでもそうですが、撮って出しエンドロールや自作、業者なども含めて自分たちの予算感・時間・スキルを考え、ゲストのことを想像しながらエンドロールの準備に取り掛かっていただければと思います!